【1月14日 AFP】イスラエル軍は13日、ガザ市(Gaza City)南部の複数の地区に進入し、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)と市街戦を展開した。また、イスラエル南部のパレスチナ自治区との境界地帯でも空爆を行い、ハマス側の死者は1000人近くに上った。

 目撃者によると、戦車と武装ヘリコプターに支援されたイスラエル特殊部隊は、南部の複数の地域に数百メートル進攻した。ガザ攻撃開始以来、最も深部まで進入したことになる。戦車の砲撃音や銃声が1日中響き渡っていたという。

 パレスチナの医療筋によると、13日の攻撃で約70人が死亡し、イスラエル軍のガザ攻撃開始以来のパレスチナ人の死者数は975人、負傷者は約4400人に上った。

 国連人道問題調整部(UN Office for the Coordination of Humanitarian AffairsOCHA)によると、自宅から避難した人びとの数は正確には把握できていないが、避難を余儀なくされた3万5000人以上が、同日の夜を仮設避難所で過ごしており、前夜より7400人以上増えたと明らかにした。(c)AFP/Sakher Abu El Oun