【1月5日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の救急医療関係者らによると、5日朝、ガザ市(Gaza City)周辺へのイスラエル軍の空爆で死亡したパレスチナ人の中に、子ども5人が含まれていた。

 うち3人は、Zeitun地区に対するイスラエル軍戦車の砲撃で、ほかの2人はシャティ(Shati)への同海軍からの攻撃で死亡したという。

 一連のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は、少なくとも517人となった。

 一方、イスラエル軍報道官は5日朝、前夜のガザ空爆は130か所に及んだと発表した。特に、パレスチナ武装組織の武器庫だったとされるジャバリヤ(Jabaliya)のモスク1か所や、ロケット弾発射装置や武装グループの移動に使われていた車両や武器があったとされる家屋などを目標としたという。同報道官によると、イスラエル軍の地上部隊は沿岸の艦船からの援護砲撃を受けながら前進を続けている。

 目撃者によれば、イスラエル軍はガザ市に続く幹線道路2本を掌握し、ガザ地区を南北に分断しつつあるという。(c)AFP