【11月20日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のナンバー2、アイマン・ザワヒリ(Ayman Zawahiri)容疑者は19日、ウェブサイトで公開された音声声明で、バラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領を非難し、アフガニスタンへの増派計画に対して警告した。

 ザワヒリ容疑者は、「(オバマ氏が)イラクから米軍を撤退し、アフガニスタンに増派する計画を発表したが、それは失敗するだろう」と語った。

 オバマ氏は、16日に放映されたインタビューで、選挙公約だったイラクからの米軍の撤退とアフガニスタンへの増派を中止するつもりはないと語っていた。

 ザワヒリ容疑者はまた、オバマ氏を白人の忠実な召使いを意味する「ハウス・ニグロ」と非難した。この言葉は米黒人解放運動指導者でイスラム教に改宗した故マルコムX(Malcolm X)が用いた。

 ザワヒリ容疑者は、オバマ氏が「イスラム教徒を敵にまわすことを選んだ」と非難。イスラム教徒らが、オバマ氏のイスラエル支持を「苦々しく思っている」と述べた。(c)AFP