【9月11日 AFP】レバノン・ベイルート(Beirut)南東のBaysurで10日、レバノン民主党のSaleh Aridi氏が、自身の自動車に仕掛けられた爆弾によって暗殺された。地元当局者が明らかにした。

 治安関係者によると、Aridi氏は午後9時半ごろ、自宅を出て、1人で自動車に乗ったところ爆弾が爆発したという。現在のところ、犯行声明は出されていない。

 Aridi氏は、イスラム教ドルーズ(Druze)派で反シリアの立場をとる社会進歩党のワリド・ジュンブラット(Walid Jumblatt)党首と対立している、親シリアのドルーズ派指導者Talal Arslan氏の側近で、父親は同派の宗教指導者として知られる。

 レバノンでは来週、5月に内戦寸前の状態にまで発展した与野党間の対立を解消するため、政党間の対話が予定されていた。(c)AFP