【8月4日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)は2日、生化学兵器専門家、アブ・ハバブ・アルマスリ(Abu Khabab al-Masri)容疑者ら同組織幹部4人が「殉教」したと発表した。

 7月30日付けでウェブサイト上に発表された声明文は、アフガニスタンでアルカイダの戦闘を指揮するムスタファ・アブ・アルヤジド(Mustafa Abu al-Yazid)幹部の署名入りで、アブ・ハバブ容疑者のほかアルカイダ幹部ら3人、および子どもら数人が殺害されたとしている。死亡した日や場所、死因については明らかにしていない。

 アブ・ハバブ容疑者は、ミドハト・ムルシ・サイド・ウマル(Midhat Mursi al-Sayid Umar)の名でも知られ、アフガニスタン・デルンタ(Derunta)の訓練キャンプを運営し、生物化学兵器のマニュアル製造などを担当していたとされる。

 メディア報道は先に、アブ・ハバブ容疑者と幹部ら5人が、アフガニスタンとの国境に近いパキスタン・南ワジリスタン(South Waziristan)州で7月28日、米軍のミサイル攻撃によって死亡したと伝えていた。 (c)AFP