【6月27日 AFP】イラクで26日、2件の大規模な自爆攻撃が発生し少なくとも38人が死亡した。そのうち1件は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)掃討作戦に協力する組織を狙ったもので、同組織の20人が死亡したという。当局者が明らかにした。

 イラク政府関係者によると、自爆攻撃があったのは西部アンバル(Anbar)州内の市庁舎で、市長を含め反アルカイダ組織の少なくとも20人が死亡したことを明らかにした。

 また、ファルージャ(Fallujah)の地方議会関係者は、自爆攻撃はファルージャ近郊の都市Garmaの市庁舎で発生したと述べ、犯人は、反アルカイダのスンニ(Sunni)派組織「覚醒評議会(Awakening)」のメンバーと会合中だったKamal al-Abdali市長の執務室内で自爆したと語った。

 イラク当局者や駐留米軍の関係者によると、北部モスル(Mosul)でも同日、自動車爆弾による自爆攻撃があり、18人が死亡しているという。(c)AFP/Bassem al-Anbari