
【5月7日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は6日、暫定政府支援のためソマリアに駐留するエチオピア軍が、ソマリアの一般市民を「のどをかき切って」処刑する事例が増えているとの報告書を発表した。
報告書は、エチオピア軍によるソマリア人の殺害、レイプ、拷問、および略奪が横行していると指摘。被害者への複数のインタビューも掲載した。
例えば、首都モガディシオ(Mogadishu)に住む15歳の少女は、エチオピア軍による作戦が行われた日に学校から帰宅したところ、父親がのどを切られて死んでおり、残りの家族も行方不明になっていた、と語った。
また、同じくモガディシオに住む63歳の女性は、近所の男性3人がエチオピア兵にとらえられたのを目撃した翌朝、3人の遺体が道路に放置されているのを目の当たりにした。1人目は首に電線が巻かれ、2人目はのどがかき切られ、3人目は足首と手首がチェーンでつながれ、睾丸がつぶされていたという。
アムネスティは、エチオピア軍が4月19日にモガディシオのモスクを急襲して少なくとも21人を殺害したとしている。うち7人はのどを切られていたという。
エチオピア政府はこれらの事実関係を否定し、同団体に対し謝罪を求めている。
エチオピア軍は、2006年末に暫定政府支援のためソマリアへの駐留を開始後、まもなく首都の支配権を反政府武装勢力から奪還した。だが武装勢力は、主にモガディシオで、暫定政府軍、エチオピア軍、アフリカ連合(African Union、AU)軍に対してゲリラ戦を展開。アムネスティによると、これまでに市民6000人以上が戦闘の巻き添えになるなどして殺害され、数十万人がモガディシオを脱出した。(c)AFP





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