【2月29日 AFP】英王室のヘンリー王子(Prince Henry、23)のアフガニスタン派遣に関する記事を報道解禁前に掲載したオーストラリアの女性誌New Ideaは29日、故意に報道協定を破ったのではなく、単に協定の存在を知らなかったと釈明した。

 1月7日にオーストラリアで記事が掲載された際にはほとんど関心を集めなかったが、今週、米ゴシップサイト「ドラッジ・リポート(Drudge Report)」がこのニュースを取り上げたことをきっかけに、英メディアもこれに続いた。

 New Idea誌は報道協定の存在自体を知らされておらず、同協定を破る意図はなかったと説明。「記事は1月7日に掲載されたが、その後、英国防省からは何のコメントも受けていない。われわれは事態を非常に重く受け止めており、決して故意に協定を破ったのではない。米国でこの報道が暴露されたことによって招かれた事態を遺憾に思う」との声明を発表している。(c)AFP