【1月20日 AFP】(写真追加)スペイン警察当局は19日未明、東部の都市バルセロナ(Barcelona)でイスラム過激派組織の潜伏場所と見られる5か所を強制捜索し、テロ計画の容疑でパキスタン人12人、インド人2人の計14人を逮捕し、爆発物製造の材料や機材などを押収した。アルフレド・ルバルカバ(Alfredo Rubalcaba)内相が同日発表した。

 首都マドリード(Madrid)での会見でルバルカバ内相は、「家宅捜索で爆発物とみられるものや、爆発物の材料を押収した」と述べた。また、時限装置4個とパソコンも押収したことを明らかにした。

 ルバルカバ内相は、逮捕したグループについて、「イスラム過激派」の可能性が高く、「高度に組織化」されているとし、バルセロナでのテロ攻撃を準備していたと述べた。

 強制捜索は、スペイン内外の情報機関から寄せられた情報に基づいて行われた。

 ルバルカバ内相は、逮捕した容疑者14人には事件に関与していない人物が含まれている可能性があるとしている。(c)AFP