【1月5日 AFP】イラク北部の都市モスル( Mosul)で12月26日、米イラク軍合同でパトロール中にイラク兵少なくとも1人が米兵に発砲、米兵2人が死亡、米兵3人と民間人通訳1人が負傷していたことが明らかになった。5日、米軍が発表した。

 この種の事件が明らかにされたのは2003年の米軍のイラク侵攻以来始めて。イラク軍もこの事実を確認しており、同軍によればバグダッド(Baghdad)の北約370キロ、モスル(Mosul)西部のHermatで合同パトロール部隊が武装勢力と戦闘中に、武装勢力に内通していたイラク兵士が米兵に向けて発砲したという。

 発砲したイラク兵は現場から逃走したが、イラク側の兵士らがこのイラク兵を特定し、すでに軍によって身柄を拘束されている。また、別のイラク兵2人がこの事件との関連で取り調べを受けている。
 
 イラク軍はこの件について調査を進めており、結果を後日発表するとしている。(c)AFP