【12月24日 AFP】トルコ軍は23日、クルド人独立国家を目指す武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers’PartyPKK)」の拠点とされるイラク北部の地域を再び空爆した。トルコの半国営アナトリア(Anatolia)通信が23日、イラクのクルド人民兵組織ペシュメルガ(Peshmerga)の報道官の話として伝えた。
 
 ペシュメルガのJabbar Yawar報道官によると、トルコ軍機はトルコ・イラン国境付近のカンディル(Qandil)山岳地帯を偵察後、数か所を空爆した。

 また同報道官は、トルコのテレビ局NTVに対し、居住者のいないRawanduz地域の空爆に戦闘機3機が参加したと語った。

 なお、トルコ軍からの声明は発表されていない。

 22日にはトルコ軍が、1週間もたたない間に3度目となる攻撃を、イラク北部のPKKの拠点とされる地域に行ったと発表。空爆と砲撃を繰り返し、さらに攻撃を行う構えをみせていた。(c)AFP