【7月2日 AFP】駐イラク米軍は1日、イランの革命防衛隊(Revolutionary Guards)の特殊部隊「Quds Force」が、イラク駐留米兵5人が死亡した1月の武装勢力による攻撃を計画段階から事前に知り、支援していたと発表した。

 バグダッドで記者会見した駐イラク米軍のケビン・バーグナー(Kevin Bergner)准将は、イラク中部のカルバラ(Karbala)の米軍施設の攻撃を命じた容疑で拘束した武装勢力の複数の戦闘員の供述から、Quds Forceの高官がこの攻撃を支援したことが明らかになったと語った。拘束された戦闘員らによると、同高官はカルバラへの攻撃を計画段階から知っていたという。

 これまで米軍は、イランが殺人に関与する武装勢力に資金や武器を提供していると非難してきたが、攻撃を事前に知っていたとしてイラン政府関係者を非難したのは今回が初めて。(c)AFP