【5月27日 AFP】パレスチナ難民キャンプ「ナハル・アルバレド(Nahr al-Bared)」で、レバノン軍がイスラム教武装勢力「ファタハ・イスラム(Fatah al-Islam)」を包囲する中、国連(United NationsUN)は26日、戦闘に巻き込まれ身動きの取れない状態にある人々の身の安全確保を強く訴えた。

 26日には、わずか数百人の難民が辛くもこの状況から逃れたが、包囲された武装勢力の戦闘員による狙撃が絶え間なく続いており、取り残された人々の逃走を困難にしている。同難民キャンプは砲撃によって多大な損害を受けている。

 国連児童基金(UNICEF)は、今回の戦闘にかかわるすべての関係者に対し、「重度のトラウマ(心的外傷)」に陥っている子どもたちを始めとする戦闘に巻き込まれた民間人を擁護するよう求めた。

 UNICEFは、「今だ難民キャンプで生活を送っている子どたちと家族の安全、そして彼らへの人道援助を確保することが、すべての関係者にとっての最大の優先事項にならなければならない」とし、「推定1万人の人々がキャンプに取り残されたままで、彼らに対しては短時間の休戦期間中にかろうじて人道援助を行えている状況」と語る。(c)AFP/Michel Moutot