【4月13日 AFP】世界フィギュアスケート国別対抗戦2013(World Team Trophy Figure Skating Championship 2013)は12日、東京で2日目が行われ、男子シングル・フリースケーティング(FS)では高橋大輔(Daisuke Takahashi)が168.65点を記録し、合計249.52点で総合1位に入った。

 グランプリ(GP)ファイナル覇者の高橋は序盤の4回転を成功させるものの、計画していた2度目の4回転を3回転に変更する安全策を取った。ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(Ruggero Leoncavallo)の『道化師(I Pagliacci)』に乗せた演技の中、1度のコンビネーションでのみ最高難度のレベル4の評価を獲得した。

 一方、3月の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2013)で3連覇を達成したばかりのカナダのパトリック・チャン(Patrick Chan)は、演技中に3度転倒。FSでの得点は153.54点で5位に終わるが、首位につけたショートプログラム(SP)で稼いでいた得点リードに助けられ、合計240.21点で総合2位に入った。

 同じくカナダのケヴィン・レイノルズ(Kevin Reynolds)は、FSでは2位となる164.13点を記録して、合計237.65点で総合3位に入り、チャンとともに自国の団体戦得点を稼いだ。

 無良崇人(Takahito Mura)はFSでは4位となる156.03点を獲得し、総合では合計233.68点で5位に終わっている。

 団体戦では現在、計55点で米国が首位をマークしており、2位には計50点のカナダがつけている。日本は計48点で3位と続く。

 SP終了時点で選手には暫定的に団体戦の得点が与えられるものの、最終的には総合の順位に基づいた得点が団体戦の結果に反映されることとなっている。団体戦は全種目の合計得点で争われ、各種目でトップに立った選手の国には12点、それ以下の順位には徐々に低い得点が加算される。

 2009年に始まったフィギュアスケート国別対抗戦は2年に一度開催され、これで3回目。第1回大会では米国が、第2回大会では日本が優勝に輝いた。毎回東京で行われているが、2011年大会は東日本大震災の影響で翌年に延期された。

 2014年のソチ冬季五輪から、今大会と同様の団体戦が導入されることになっている。(c)AFP/Shigemi Sato