【1月30日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2011)は29日、女子シングルスの決勝を行い、キム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)が3-6、6-3、6-3で李娜(Na Li、ナ・リー、中国)を破って初優勝した。

 全米オープンで3度の優勝経験があるクライシュテルスが、全米以外の4大大会で優勝したのは今回が初めて。李はアジアの選手として初の4大大会シングルス優勝はならなかった。

 試合が行われたロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)を埋めた1万5000人の観衆には中国人も多かったが、李は、オーストラリアで人気が高いクライシュテルスへの声援ばかりに聞こえて、まるでベルギーで試合をしているかのようだった、と冗談を言った。

 これに対しクライシュテルスは自分と李に向けられた声援は同じくらいだったと思うと返し、これまで欧米が主だったテニスの世界で、中国などのアジアが認められるようになってきたのは良いことだと思うと語った。(c)AFP/Andrew Dent