【10月13日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2010)の大会主催者は12日、元世界ランキング1位のジュスティーヌ・エナン(Justine Henin、ベルギー)のワイルドカード(主催者推薦)での出場を許可したと発表した。

 2004年に同大会女子シングルスを制覇したエナンは2009年9月、自ら引退を撤回して現役復帰を表明していた。

 エナンのコーチを務めるカルロス・ロドリゲス(Carlos Rodriguez)氏は前週、2010年1月18日から31日にかけて開催される全豪オープンの前に、1月3日から開幕するブリスベーン国際(Brisbane International 2010)で復帰する見込みであることを明かしていた。

 大会ディレクターのクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は「週末をかけてジュスティーヌの関係者と話し合いを持ち、全豪オープンにワイルドカードで出場したいという彼女の要望に喜んで応えることにしました。ジュスティーヌは、4大大会(グランドスラム)で7度の優勝を果たした素晴らしい選手です。全豪オープンに帰ってくることを楽しみにしております。ジュスティーヌが簡単に現役復帰を決めた訳ではないことは分かっています。彼女が最高の状態で世界の強豪と戦う準備を整えてくることに疑う余地はありません」と声明を発表している。(c)AFP

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