【1月22日 AFP】(写真追加、一部更新)テニス、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2008)・女子シングルス準々決勝。大会第5シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、大会第1シードのジュスティーヌ・エナン(Justine Henin、ベルギー)と対戦。シャラポワはセットカウント2-0(6-4、6-0)のストレートでエナンを降し、準決勝進出を決めた。

 シャラポワは世界ランキング1位で今大会第1シードのエナンをストレートで降し、エナンの連勝記録を32で止めた。エナンにとっては2007年7月に行われたウィンブルドン選手権2007(The Championships Wimbledon 2007)、女子シングルス準決勝でフランスのマリオン・バルトリ(Marion Bartoli)に敗れて以来の敗戦となった。

 また、エナンとの対戦で第2セットに1ポイントも与えることなく勝利したシャラポワは、2002年のロジャーズ・AT&Tカップ・準々決勝でジェニファー・カプリアティ(Jennifer Capriati、米国)が2-1(4-6、6-0、6-2)でエナンからゲームカウント6-0を記録しての勝利以来となる偉業を達成した。

 エナンから歴史的勝利を飾ったシャラポワは試合後、「今日はすごく調子がよかったのを感じたわ。すごい数字だけど、エナンが何回トーナメントを制したとか、彼女の記録には気にしないようにしてコートに立ったの。コートに出て、自分がしていることがすべてうまくいっているって感じることができるのは驚きよね」と、勝利の喜びを語った。

 シャラポワは、準決勝で前回大会王者のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)を敗ったエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic、セルビア)と対戦する。(c)AFP