【11月8日 AFP】1日に引退を表明した女子テニス、元世界ランキング1位のマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)が、ドーピング違反に対する身の潔白を証明するために、反ドーピング当局と闘う決心をしたことが7日に明らかとなった。

 ヒンギスのマネージャーを務めるマリオ・ビトマー(Mario Widmer)氏が英国放送協会(BBC)に対し、「もちろんヒンギスはこの件について闘う。弁護士と協議している」と伝えた。

 27歳のヒンギスは1日に引退を表明したが、その際ウィンブルドン選手権2007(The Championships Wimbledon 2007)・女子シングルス3回戦で敗れた後に尿サンプルからコカイン陽性反応が出ていたことを明らかにした。

 ヒンギスは、「100パーセント無実である」であると主張。自身の毛髪は陽性反応を示さず誰かがコカインを混入した可能性がある、と主張した。

 1990年代に10代で頂点に立ったヒンギスの引退は、今回で2度目となる。

 4大大会で5度の優勝を飾ったが足首の怪我に悩まされ、2003年に引退を発表。2006年に現役に復帰していた。

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