【9月29日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は28日、来月2日にデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で開催される2016年夏季五輪開催地を決める国際オリンピック委員会(International Olympic CommitteeIOC)の総会に、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が出席すると発表した。IOC総会が始まる数時間前にコペンハーゲン入りするという慌ただしい日程だが、自らの国際的知名度で、地元シカゴ(Chicago)への五輪招致を実現させたい構えだ。

 オバマ大統領はこれまで、懸案である医療保険制度改革に取り組むため国内にとどまり、総会には代役としてミシェル(Michelle Obama)夫人が出席するとしていた。ミシェル夫人は30日にコペンハーゲンに向けて出発する予定となっている。

 16年夏季五輪開催地には、シカゴのほかスペイン・マドリード(Madrid)、東京、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)が名乗りを上げている。

 総会には、東京は鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相、マドリードはフアン・カルロス1世(Juan Carlos I)国王が、リオデジャネイロはルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領が出席し、100名のIOC委員の投票を前に各都市をアピールする。(c)AFP/Stephen Collinson