【4月23日 AFP】陸上男子400メートルの北京五輪金メダリストで、前年の世界選手権でも優勝したラショーン・メリット(LaShawn Merritt、米国)が、ドーピング検査で禁止薬物DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)に陽性反応を示したため、暫定的に出場停止処分となった。メリットの弁護士が22日、処分受け入れを文書で明らかにした。

 文書によると、メリットは3度の検査で陽性反応を示した。ドーピング違反による出場停止処分は2年間だが、本人は米国反ドーピング機関(US Anti-doping Agency)の裁定を待つ構えだ。

 DHEAは市販の男性機能増大薬に含まれていたという。メリットは文書の中で、謝罪するとともに、個人的な理由から使用した製品が原因であることに悔しさもにじませた。(c)AFP