【5月14日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグで優勝を果たしたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が13日、マンチェスター(Manchester)市内で優勝パレードを行った。

 アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は選手とオープントップバスに乗って本拠地のオールド・トラッフォード(Old Trafford)からマンチェスター・シティホールまでのパレードに臨み、その後アルバート・スクエアで行われた祝賀イベントで、チームを称賛するために集まった何万人ものファンに感謝を述べた。

 ファンは赤・白・黒のユナイテッドのチームカラーを着て市内を埋め尽くし、色とりどりの発煙筒に点火するなどしてチームの優勝を祝った。中には選手らを一目見ようと建造物によじ登るサポーターも多くいた。

 市内がお祭りムードに包まれた中、ユナイテッドからの移籍を志願しているウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がやじの標的になる場面もあったものの、選手はそれぞれ優勝トロフィーを手に取って祝賀を楽しんだ。

 しかしこの日の主役はファーガソン監督だった。

 世界で最も成功したサッカー監督のひとりである71歳のファーガソン監督は、19日のプレミアリーグ最終節、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)戦を最後に、ユナイテッドに通算13度のリーグ優勝、合計38個のトロフィーをもたらした26シーズンもの指揮官としてのキャリアに終止符を打つ。

 監督は祝賀イベントに集まった大勢の熱狂的なサポーターに対し、指揮官としては最後のファンへの挨拶になるであろうスピーチを行い、今回のパレードはリーグ、FAカップ(FA Cup)、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)をそれぞれ優勝するという前人未踏の三冠を成し遂げた1998-99シーズンのそれをしのぐと語った。

「1999年の時を超えるパレードは金輪際ないと思っていたが、今回が最高だ」

「本当に素晴らしい。とても嬉しい気持ちでいっぱいだ。優れた選手とともに歩んだ38節ものシーズンを優勝で締めくくれるなんてこんなに最高なことはない」

(c)AFP