【10月29日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは28日、第9節の試合が各地で行われ、エバートン(Everton)とリバプール(Liverpool FC)のマージーサイドダービーは2-2の引き分けに終わった。

 2点を先行されたエバートンは、レオン・オスマン(Leon Osman)とスティーヴン・ネイスミス(Steven Naismith)の得点で追いつき引き分けに持ち込んだ。

 アウェイのリバプールは前半14分、ルイス・スアレス(Luis Suarez)のシュートがレイトン・ベインズ(Leighton Baines)に当たり、オウンゴールで先制した。試合前にエバートンのデビッド・モイーズ(David Moyes)監督にダイブを批判されていたスアレスは、ゴール後ピッチの半分を走り抜けてモイーズ監督の前でダイブをして見せた。

 リバプールは同20分、スアレスのヘディングシュートが決まって2-0とするが、エバートンもそのわずか2分後にオスマンの得点で1点差とすると、さらに同35分、グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)から新加入のネイスミスが同点ゴールを決めた。

 興奮を引き起こした前半と打って変わって219回目のマージーサイドダービーの後半は動きがなく、リバプールはライバルとの勝ち点差を6から縮めることはできなかった。また、スアレスの挑発的な行動は試合後に話題の中心を占めると見られる。

 両クラブの監督から断固とした試合さばきを求められていたアンドレ・マリナー(Andre Marriner)主審は、グディソン・パーク(Goodison Park)での物議を醸す試合で7枚のイエローカードを提示した。(c)AFP/Graham Chase