【3月20日 AFP】17日に行われたFAカップ2011-12(FA Cup 2011-12)準々決勝の試合中に倒れたボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)のファブリス・ムアンバ(Fabrice Muamba)が19日、自発呼吸を始めたことが分かった。

 同選手が入院するロンドンチェスト病院(The London Chest Hospital)は、ムアンバが「回復の兆候を見せ続け、ベンチレーターの補助なしで自力で呼吸をしている。家族を認識して、問い掛けに適切に応じている」とし、続けて「これら全てが好転の兆しであるが、重篤な状態であり、今後も集中治療室の医療スタッフが治療を続ける」と声明を発表している。

 同日、見舞いに訪れたボルトンのオーウェン・コイル(Owen Coyle)監督は、同選手の家族が寄せられている多くのメッセージに感謝していたと述べ、「メッセージが押し寄せている。皆さんがファブリスの状態を本当に気にかけ、心から関心を寄せている」と語った。

 また、ムアンバの婚約者のショーナ(Shauna Muamba)さんはツイッター(Twitter)上で、「祈り続けてください。それを感じることで本当に助けになります」とファンらに呼びかけている。

 一方、ムアンバの倒れた試合の対戦相手だったトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のハリー・レドナップ(Harry Redknapp)監督は、選手たちに心臓の検査を呼びかけている。(c)AFP/Julian Guyer

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