【7月23日 AFP】サッカー元イングランド代表監督のスベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)氏が22日、イングランド・フットボールリーグ2(4部)のノッツ・カウンティ(Notts County)のフットボール・ディレクターに就任した。年俸は200万ポンド(約3億円)、契約期間は5年。

 エリクソン氏は、世界最古のクラブチームであるノッツ・カウンティのプレミアリーグ昇格を目指す。

 エリクソン氏の電撃就任は、中東のムント・ファイナンス(Munto Finance)がノッツ・カウンティを買収したことにより、決まった。エリクソン氏は4月、メキシコ代表監督を解任されていた。

 エリクソン氏は、高年俸が就任を決めた要因ではないとしているが、クラブ株式の一部を保有することが見込まれている。

 22日の就任会見でエリクソン氏は、「お金のためというのであれば、もっと楽をしてお金を稼ぐことの出来る場所に行くこともできました。お金のためではなく、チャレンジのためにここに来たのです。大きなチャレンジのためにここにいるというのが真実です。世界最古のサッカーチームだというのは承知しています。プレミアリーグが始まる前年(1991-92シーズン)には1部リーグに所属していた。それから順調とは行かず、それを変えるためにここに来たのです。夢はプレミアリーグ昇格です」と語っている。

 エリクソン氏は選手の育成、移籍交渉、海外との関係構築などを任される。(c)AFP