【7月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は11日、フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)からフランス代表のミッドフィールダー(MF)サミル・ナスリ(Samir Nasri)を獲得した。

 21歳のナスリはアーセナルと長期契約を交わしており、公表はされていないが移籍金は推定1200万ポンド(約25億円)と見られている。

 21日からオーストリアで行われるプレシーズンキャンプでチームに合流するナスリは「アーセナルの選手になることができとても満足している。このことは僕にとってとても大きな意味を持つ。アーセナルはビッグクラブなので、これは僕のフットボーラー人生においてとても重要なステップだ。ここで全てが順調に行くことを心から望んでいる。アーセナルとファンのためにベストを尽くす。この偉大なクラブの一員になれて光栄だよ」と語っている。

 2007年にマルセイユの年間最優秀選手に輝いているナスリは、カーディフ・シティ(Cardiff City)から獲得したアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)に続いてアーセナル2人目の新加入選手となる 

 アーセナルを指揮するアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、ナスリが本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で即座にインパクトを与えるものと信じている。

 ベンゲル監督は「サミルは過去2シーズンにわたってマルセイユとフランス代表で素晴らしい潜在能力を見せており、チームに素晴らしいクオリティーをもたらすだろう。彼は若く俊敏でテクニックがあり傑出した選手だ」と語っている。(c)AFP