【9月30日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は29日、アルメリア(UD Almeria)戦で太ももを負傷したリオネル・メッシ(Lionel Messi)の離脱期間が長ければ3週間に及ぶ見通しであることを明らかにした。

 28日の試合で、メッシは約20メートルの位置から左足で先制ゴールを決めたが、その直後に交代を余儀なくされた。故障により、10月1日に行われる欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)グループリーグ第2節のセルティック(Celtic)戦、5日に本拠地で行われるリーグ第8節のレアル・バジャドリード(Real Valladolid)戦に欠場は確実となった。

 クラブは公式サイトで「今朝(29日)、検査を行なった結果、小さいが、 右脚の大腿二頭筋繊維の負傷が見つかった。離脱期間は約2週間から3週間となるため、今週のセルティック戦とレアル・バジャドリード戦は欠場する」と声明を発表した。

 スペイン王者にとって幸運なことに、バジャドリード戦後は代表戦が組まれているためリーグ戦は2週間休みに入る。メッシは、19日に行われるオサスナ(CA Osasuna)戦には間に合う見通しとなっている。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)南米予選の2試合を控えているアルゼンチン代表のアレハンドロ・サベジャ(Alejandro Sabella)監督は、同代表主将のメッシを招集しているものの、アルビセレステ(Albiceleste、代表チームの愛称)はすでに本大会出場を決めており、11日のペルー戦、15日のウルグアイ戦にメッシは出場しない可能性が高い。

 26歳のメッシは、昨シーズン終盤から筋肉の故障にたびたび悩まされている。

 4月には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)準々決勝、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との第1戦でハムストリングを負傷し、その後は一時的に戦列に復帰したもののけがは完治しておらず、8月にも再びチームを離脱している。

 さらに今シーズン序盤では、8月21日に行われたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのスペイン・スーパーカップ2013(Spanish Super Cup 2013)第1戦で左脚を負傷して途中交代を強いられ、同25日のマラガ(Malaga CF)戦の遠征メンバーからも外れた。

 それでも今季これまでに公式戦9試合に出場して通算11得点を挙げており、クラブ史上最高の開幕ダッシュに貢献している。(c)AFP