【2月27日 AFP】10-11スペイン1部リーグは26日、第25節の試合が各地で行われ、首位のFCバルセロナ(FC Barcelona)が3-0でマジョルカ(RCD Mallorca)を破り、デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)と0-0の引き分けに終わった2位レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点差を7に広げた。

 欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)決勝トーナメント1回戦でアーセナル(Arsenal)との第1戦に敗れ、第24節のアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦で苦しみながら勝利したバルセロナは、ベストから程遠い状態にあった。怪我でシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)、カルレス・プジョル(Carles Puyol)、GKビクトル・バルデス(Victor Valdes)を欠き、さらにはダニエル・アルヴェス(Daniel Alves)も出場停止となったバルセロナの布陣は見慣れぬものだったが、バルセロナはリオネル・メッシ(Lionel Messi)のヘディングシュートで先制すると、ダビド・ビジャ(David Villa)、さらにペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が追加点を決めた。

 レアル・マドリードは、バルセロナ戦の結果が出た後というプレッシャーの中、前節までリーグ戦で3連勝した自信を持ってデポルティボ戦に臨んだが、デポルティボが深い守備を敷き、試合開始から苦戦を強いられた。クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が幾度もゴールを脅かしたものの、レアル・マドリードが放ったシュートは殆どが遠めからのものだった。終盤、途中出場のエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)がゴールに迫り、ロナウドがシュートをポストに直撃させたものの、レアル・マドリードは重要な得点を挙げることは出来なかった。

 また、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、2度劣勢の場面から追いつき、セビージャFC(Sevilla FC)と2-2で試合を終えている。(c)AFP/Tim Hanlon