【6月9日 AFP】(10日一部訂正)スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のホアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長が8日、欧州のトップクラブが獲得に興味を示すカメルーン代表のフォワード(FW)サミュエル・エトー(Samuel Eto’o)の残留を望んでいることを明かした。

 エトーの代理人を務めるジョセップ・マリア・メサジェス(Josep Maria Mesalles)氏、スポーツディレクターのチキ・ベギリスタイン(Txiki Begiristain)氏と会談したラポルタ会長は「我々は彼(エトー)が残留できる道を探っている」と語っている。

 メサジェス氏も「選手は退団を見据えてはいない。彼はここを気に入っており、バルセロナ以上の場所はない」と語ったが、「いかなる可能性も除外していない」としている。

 08-09シーズンはリーグ戦でチーム最多の30得点を記録したエトーは、バルセロナとの契約を2010年まで残しているが、豊富な資金を持つイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)をはじめ、フランス・リーグ1のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)が獲得に大きな関心を示している。

 スペインのメディアは、エトーの代役としてバレンシア(Valencia CF)のダビド・ビジャ(David Villa)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のディエゴ・フォルラン(Diego Forlan)、インテルのズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の名前を挙げている。(c)AFP