【6月24日 AFP】サッカースペイン・リーガエスパニョーラ1部のFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)は23日、残留か欧州のトップクラブに移籍するかの決断をすぐにも下すことを明かした。

 チームが期待外れのシーズンに終わったことを受けて、エトーにはイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)をはじめイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)やインテル(Inter Milan)などのトップクラブへの移籍話が挙がっている。

 6歳から12歳の子供を対象としたサッカークリニックを行うためにケニアのナイロビ(Nairobi)を訪れているエトーは「バルセロナでは4年間を過ごした。最初の2年間では全てを勝ち取ったが、怪我をした2シーズンは辛かった。今僕は可能性を探っている。ある時期に他のクラブを探すか留まるかを決める」と語った。

 アフリカ年間最優秀選手(African Footballer of The Year)を三度受賞したエトーは「あと3年でW杯に出場することになるだろう。そして、私はバルセロナや他のチームでトップレベルの中に身を置いているだろう。バルセロナで自分が証明することはあまり多くない。まだ自分に市場価値があるのは分かっている、この夏にはチームの役員と会うつもりだ」と語り、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)に向けて状態を維持するためにもトップレベルでのプレーをする意向を示した。

 エトーは、21日にヤウンデ(Yaounde)で行われたタンザニアとのW杯のアフリカ2次予選で2得点を記録しチームの勝利に貢献し、調子を取り戻している。(c)AFP