【7月23日 AFP】スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・マドリード(Real Madrid)は22日、2007-2008シーズンを前にオーストリア合宿に出発したが、元イタリア代表のアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)は不参加となった。

 レアル・マドリードはオーストリアのイルドニングへの出発前の22日の朝に練習を行ったが、カッサーノはその練習に参加しなかった。2006年1月にASローマ(AS Roma)からレアル・マドリードへ500万ユーロ(約8億5000万円)で加入したが、減量を課せられるなどファーストチームでの定位置を確保できず、さらには2006年10月には師弟関係にあるファビオ・カペッロ(Fabio Capello)前監督との間に亀裂が生じていた。

 この件に関してチームのキャプテンを務めるラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)は、「詳しいことはスポーツディレクター(のプレドラグ・ミヤトヴィッチ(Predrag Mijatovic))に聞くべきだよ。カッサーノが練習に来なかった。それ以上の事は分からない」と語っている。

 またイルドニングでの合宿には、カッサーノの他にコパ・アメリカ2007(Copa America 2007)を代表チームの一員として戦ったジュリオ・バプティスタ(Julio Baptista)をはじめマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)やロビーニョ(Robinho)やフェルナンド・ガゴ(Fernando Gago)が参加しない。チームは、ドイツのハノーバーとロシアのモスクワで親善試合を行い、8月5日に帰国する予定。(c)AFP