【6月14日 AFP】サッカー、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するロベルト・カルロス(Roberto Carlos)がこの日行われた記者会見に臨み、11年間在籍したチームへの思いを語った。

 07-08シーズンからトルコリーグのフェネルバフチェ(Fenerbahce)へ移籍する事が決まり、今回がマドリードでは最後となる会見に臨んだロベルト・カルロスは、「ここには多くの友人がいるので、チームを去りたくはなかった。他のクラブでプレーしている自分の姿を想像する事はできないけれど、残念ながらチームと契約を結ぶことは出来なかった。しかし、それを非難したりはしない」とチームに未練があることを認めながらも「しかし、この状況はレアル・マドリードにオファーを出した別のチームに移籍するチャンスを私に与えてくれた。フェネルバフチェは僕が重要であると再び感じさせてくれたんだ」と語り、17日にホームで行われるリーグ最終節、マジョルカ(Mallorca)戦が現チームでの最後の試合だと強調した。

 また同選手は「17日の試合で勝利して優勝を勝ち取り、サポーターとお別れをする前にトロフィーを高々と掲げたいんだ」と語り、4年ぶりのリーグ優勝を置き土産にチームを退団することを誓った。

 1996年にイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)からレアル・マドリードへ移籍したロベルト・カルロスは、同チームに在籍した11年間でリーグ戦370試合出場、欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)97試合出場を記録し、3度の欧州チャンピオンズリーグ制覇と4度のリーグ優勝を果たしている。

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