【12月13日 AFP】12クラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)準決勝、モンテレイ(Monterrey)戦を翌日に控えたチェルシー(Chelsea)のラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)暫定監督が12日、記者会見を行い、自身がもたらしたプレースタイルの変更が成果を出しつつあるとコメントした。

 欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)を制したロベルト・ディ・マッテオ(Roberto Di Matteo)監督が11月に解任されたことに伴い、指揮官の座に就いたベニテス暫定監督は、CONCACAFチャンピオンズリーグ(CONCACAF Champions League 2011-12)覇者のモンテレイとの準決勝を前に、「いくつかのことが改善できている。戦術的にはより陣形をコンパクトに保ち、高い位置からプレッシャーをかけるようにトライしてきた」とコメントした。

 ベニテス暫定監督就任後のチェルシーは、イングランド・プレミアリーグで2試合連続のスコアレスドローと敗戦という低調な結果が続いていたが、第16節のサンダーランド(Sunderland AFC)とのアウェイ戦では勝利を挙げ、今大会に臨んでいる。

 「監督が代わると、選手は毎試合メンバーに選ばれようと自分の力をアピールしたがるもので、最近のチェルシーはちょうどその状態だった。ここ2試合は試合内容もかなり良くなっている。チャンスの数も増えて、選手は自信を深めている」

 チェルシーとモンテレイの勝者は決勝で、準決勝のもう1試合でエジプトのアル・アハリ(Al-Ahly)を1-0で下したブラジルのコリンチャンス(Corinthians)と対戦する。(c)AFP