【10月14日 AFP】12-13オーストラリア・Aリーグは13日、第2節が行われ、シドニーFC(Sydney FC)に加入した元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)が移籍後初ゴールを決めたものの、チームはニューカッスル・ジェッツ(Newcastle Jets)に2-3で敗れた。

 デル・ピエロは、カーブがかかった美しい軌道のFKで、移籍2戦目でAリーグでの新たな一歩を刻んだ。しかし、同じくこの試合で移籍後初ゴールを挙げた元イングランド代表のエミール・へスキー(Emile Heskey)を始めとするジェッツの選手は、シドニー守備陣の隙を見逃さず得点を重ねた。

 ユベントス(Juventus)で活躍した37歳のデル・ピエロを一目みようと、スタジアムには3万5000人のファンが詰め掛けた。その声援に応えるように、デル・ピエロは前半26分、相手守備陣の壁の上を越える素晴らしいFKをゴールネットに蹴りこみ、試合を1-1の振り出しに戻した。

 同41分、ヘスキーにボレーシュート決められ、1-2とリードされてハーフタイムを迎えてもデル・ピエロは決してあきらめることなく、チームを鼓舞し続けた。

 試合後、デル・ピエロは「満足していない。今日の試合では終盤反撃したが、次のゲームではもっと上手く対応しなければいけない。僕のゴールは十分じゃなかった。今後チームのためにより多くの得点を挙げて行きたい」と語った。

 前週行われた第1節のウェリントン・フェニックス(Wellington Phoenix)に0-2で敗れたシドニーFCは、この試合もライアン・グリフィス(Ryan Griffiths)に前半11分に得点された後、不安定な守備陣がさらに2点を献上した。(c)AFP