【7月11日 AFP】ロシアサッカー連合(RFS)は10日、同国代表の監督候補者13人のリストを明らかにした。

 候補者の中には、ファビオ・カペッロ(Fabio Capello)氏、ハリー・レドナップ(Harry Redknapp)氏、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)氏、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏、広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)を率いるベテランのマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)のマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督らの名前が挙がっている。

 国内からは、1988年のソウル五輪で旧ソ連代表を金メダルへ導いたアナトリー・ブイショヴェツ(Anatoly Byshovets)氏、1990年のW杯イタリア大会でカメルーン代表を準々決勝へ導いたヴァレリー・ニポムニシ(Valery Nepomnyashchy)氏、ロシアU-21代表を率いているニコライ・ピサレフ(Nikolai Pisarev)監督ら7人が候補に挙がっている。

 監督候補について、RFSは「協議を行い、候補の中から監督を選出する予定」とだけ発表し、詳細は述べていない。

 リストの候補者のうち、代表監督の仕事に興味を示した人物がいたかは不明だが、代表チームが現在、厳しい状況に置かれていることを考えると、何人かの外国人監督候補は高根の花に見える。

 指揮官のポストは、代表チームがサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)で失意のグループリーグ敗退に終わった後、オランダ人のディック・アドフォカート(Dick Advocaat)前監督の退任により空位となっていた。7月初旬には、ビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko)スポーツ観光青年相が、20日までにRFSが新監督を選出するだろうと語っていた。

 アドフォカート前監督は、欧州選手権開幕前に退任の意向を表明し、その後、チームはグループリーグ敗退に終わった。同氏は現在、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)の監督を務めている。(c)AFP/Alexander Fedorets