【7月24日 AFP】フルミネンセ(Fluminense)のアウシデス・アントゥネス(Alcides Antunes)副会長は、チームを指揮するムリシー・ラマーリョ(Muricy Ramalho)氏のブラジル代表監督就任を認めない意向を示した。

 ブラジルサッカー連盟(Brazilian Football Confederation、CBF)のリカルド・テイシェイラ(Ricardo Teixeira)会長が23日、ラマーリョ氏と話し合いをしたと、同国のテレビ局グロボ(Globo)に明かしていた。また、テイシェイラ会長はラマーリョ氏の代表監督就任に期待感を示している。

 これに対し、アントゥネス副会長は「われわれはムリシーを手放すことに関心がない。ラマーリョはフルミネンセでとても満足している。今後も代表監督に就任するチャンスは彼にはまだある」と話している。

 フルミネンセは現在(2010年7月22日)、全国選手権で首位を走っており、ラマーリョ氏はクラブとの契約を2010年12月まで残している。

 ラマーリョ氏指揮の下、サンパウロFC(Sao Paulo FC)は全国選手権で3連覇(2006、2007、2008年)を達成。リベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America)では2006年に準優勝している。

 同国のメディアは、コリンチャンス(Corinthians)を指揮するマノ・メネゼス(Mano Menezes)氏も候補に挙げている。

 26日までに連盟は、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の準々決勝でオランダに敗れて退任したドゥンガ(Dunga)監督の後任を発表するとみられている。(c)AFP