【1月6日 AFP】米スポーツ専門チャンネルESPNは5日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)を3D映像で放送すると発表した。

 ESPNとABCスポーツ(ABC Sports)のジョージ・ボーデンハイマー(George Bodenheimer)社長は、2009年6月11日に行われるW杯南アフリカ大会の開幕戦(南アフリカ対対メキシコ戦)を皮切りに、初年度は少なくとも85(うちW杯が25試合)のスポーツイベントの生放送を3D映像で提供する予定であると発表している。

 ボーデンハイマー社長は発表された声明の中で「ESPN3D(ESPNの3Dチャンネル)は充実したコンテンツと新技術を組み合わせることでファンの視聴体験を深め、ESPNをテレビ視聴の次なる大きな進化の最先端に押し上げます」と話している。

 2年以上の歳月をかけてESPNは、限られた劇場で大学フットボールの試合を3Dで放映するなど、技術テストを重ねていた。

 米家電協会(Consumer Electronics AssociationCEA)のゲイリー・シャピロ(Gary Shapiro)会長は、米紙USAトゥデイ(USA Today)に「これは3Dにとっての転機である」と語っている。(c)AFP