【9月23日 AFP】13-14イタリア・セリエAは22日、第4節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は2-1でACミラン(AC Milan)に勝利した。

 ナポリはGKホセ・マヌエル・レイナ(Jose Manuel Reina)がプロ入り後21連続成功中だったマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)のPKを初めてストップし、27年ぶりとなる敵地でのミラン戦勝利を挙げたが、リーグ首位の座は譲り渡した。

 ナポリはアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が在籍していた1986年4月以降では初めて、ミランの本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)での勝利を飾った。

 ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督率いるナポリは、けが人が続出しているマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督のミランを圧倒して2点のリードを奪ったが、そのまま試合を終えていれば首位を守り切れるはずの後半ロスタイム、バロテッリに1点を返された。

 ナポリを得失点差でかわして首位に立ったのはASローマ(AS Roma)で、こちらはフェデリコ・バルツァレッティ(Federico Balzaretti)とアデム・リャイッチ(Adem Ljajic)が得点を決め、2-0でラツィオ(SS Lazio)とのローマダービーを制した。

 ナポリは立ち上がりから上々のプレーを見せると開始わずか6分、ホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)のFKをラウル・アルビオル(Raul Albiol)が頭で折り返すと、ミゲル・ブリトス(Miguel Angel Britos)が同じく頭で押し込んで先制点を奪った。

 その6分後のバロテッリの強烈なFKがレイナの守るゴールをわずかにそれたミランは、後半に入っても苦しい時間帯が続き、ナポリのゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が体勢を崩しながらも力強いシュートを放つと、GKクリスティアン・アッビアーティ(Christian Abbiati)がこれを防ぎきれず、追加点を奪われた。

 その10分後にはバロテッリがペナルティーエリア内でファウルを受けてPKを得るも、クラブと代表を通じて21回連続で成功させていたバロテッリのシュートはレイナに防がれた。

 それでもバロテッリは後半ロスタイム、ペナルティーエリア端からカーブをかけたシュートをファーポストに決め、ようやくレイナの守るゴールを陥れた。

 ミランはその後、同点ゴールを目指して圧力をかけたものの及ばず、今季2度目となる敗戦を喫し、ローマとナポリとは勝ち点8差の11位にとどまっている。

 さらに悪いことに、バロテッリは試合終了後の審判に対する異議で2枚目のイエローカードを受け、レッドカードを提示されている。(c)AFP