【12月3日 AFP】イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)を率いるアンドレア・ストラマッチョーニ(Andrea Stramaccioni)監督は2日、クラブが3日にウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)の関係者と会談する予定だと明かした。

 スナイデルに対する脅迫行為を行ったとして11月28日に国際プロサッカー選手会(FIFPro)から非難を受けていたインテルは、その後1日にストラマッチョーニ監督が同選手のメンバー入りの可能性を示唆したものの、結局はスナイデル抜きで2日のパレルモ(US Citta di Palermo)戦に臨み、1-0で勝利した。

 この判断がスナイデルの去就に関するさまざまな憶測をさらに広げる可能性は高いが、ストラマッチョーニ監督は、自身がマッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)会長から指示を受けているとの疑いを否定し、次のようにコメントした。

「会長はまったく関係もない。私の判断だ。今はスナイデルよりも良い状態にある選手が何人もいるし、私の仕事は選手を組み合わせて最高のチームを作ることだ」

 インテルは、28歳のスナイデルに関して、契約内容に同意しない限り試合に起用しないとの方針を発表している。

 この決定はFIFProの怒りに触れ、同連盟はこの件について、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)に対し、働きかけを行う予定であることを明らかにした。

 FIFProは『クラブによる選手脅迫行為を終わらせるために』と題した記事で、「インテルは(2015年までの契約を結んでいる)スナイデルに対し、給与総額は同じまま、2016年までの契約延長に応じるよう求めている」とクラブを非難した。

 3日にスナイデル側との会談がもたれる予定だとしたストラマッチョーニ監督は、テレビ局スカイ・イタリア(Sky Italia)に対し、「明日の話し合いがどうなるかはわからない。総合的には会長に同意するが、私の仕事は選ぶことであって、契約に口を出すことではない」とコメントした。(c)AFP