【10月4日 AFP】1日に行われた11-12イタリア・セリエA第6節、ナポリ(SSC Napoli)戦で主審に抗議したインテル(Inter Milan)のクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督に3日、1試合のベンチ入り禁止処分が言い渡された。

 ラニエリ監督は、同試合でインテルのジョエル・オビ(Joel Obi)が前半に2枚のイエローカードを提示され退場処分となったことを受け、ハーフタイムにジャンカルロ・ロッキ(Gianluca Rocchi)主審に詰め寄っていた。ラニエリ監督自身もこの抗議でレッドカードを受け退席処分となり、試合の後半をスタンドから観戦することになった。

 試合のリプレイ映像では、オビが1枚目のイエローカードの受けたファウルのタックルは正当なもので、2枚目カードの対象となったファウルは、ペナルティーエリア外だったにも関わらずナポリにペナルティーキック(PK)が与えられていた。

 0-3で敗戦を喫した試合後にラニエリ監督は、「主審の判定が偏った、不公平な試合だった。オビはしっかりボールを奪ったにも関わらず最初のイエローカードが出た。そして、エリアの外のファウルで2枚目のイエローが出て、退場処分となった。あれで試合が台無しになった」とコメントしている。

 オビには1試合の出場停止が科せられ、ロッキ主審に抗議したインテルのイバン・コルドバ(Ivan Ramiro Cordoba)とディエゴ・ミリート(Diego Milito)にそれぞれ1万ユーロ(100万円)、主将のハビエル・サネッティ(Javier Zanetti)に1500ユーロ(約15万円)の罰金が言い渡されている。(c)AFP