【2月14日 AFP】(写真追加、記事更新)イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するロナウド(Ronaldo)が、現地13日に行われたセリエA・第16節延期分のリボルノ(Livorno)戦で左膝(ひざ)の腱を断裂する怪我を負った。チームは公式サイトで怪我の具合を発表した。

 ロナウドは後半12分にアルベルト・ジラルディーノ(Alberto Gilardino)との交代で途中出場。しかしそのわずか3分後負傷によりピッチに倒れこみ、そのまま病院へ搬送された。

 イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙は公式サイト上で「『怪物」の選手生命を終わらせる可能性がある怪我だ。復帰には9か月から1年はかかる」と報じている。

 ミランのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督はロナウドの怪我に関し、「皆がロナウドに起こったことを非常に残念に思い、心配している。彼の選手生命が終わりだとは言いたくない。それを決めることができるのは時間だけだ。我々の立場からロナウドのためにできることは、彼の回復のために力を貸すことだけだ。選手全員がロナウドの状態を確認するために急いで病院へと向かったが、苦しんでいる選手の力になる正しい方法だと思う」と語った。

 またロナウドに付き添って病院へと向かったチーム幹部のレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)氏は、1999年11月にロナウドが右膝の腱を断裂したときのことに触れ、「前回と全く同じ状況だ」と語った。

 搬送先の病院でロナウドはレントゲンによる検査を受けたが、チームドクターは、ロナウドの怪我は8年前に負ったものの同じだとの見解を示した。

 一方、もう一人のドクターは「このような怪我のための外科手術の技術は、この8年間で大幅に進歩している。医師たちが全力を尽くせば、ロナウドはベストな状態で復帰できるかもしれない。それでも今の段階では、どのくらいで復帰できるか明言することは難しい」と語っている。

 ロナウドは現地14日に、1999年と同様にパリで手術を受けることになっている。(c)AFP