【8月30日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)からドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)に移籍したガーナ代表のケヴィン・プリンス・ボアテング(Kevin Prince Boateng)が30日、ブンデスリーガに戻ることができてうれしいと語った。

 ミランに移籍金1200万ユーロ(15億円)を支払ったと報じられたシャルケは、ボアテングと3年契約を結び、クラブ側に4年目の契約オプションがついている。

 ゲルゼンキルヘン(Gelsenkirchen)で記者会見に臨んだボアテングは、「ブンデスリーガは世界最高のリーグで、ここには最高の選手が揃っている」とコメントした。

「僕はドイツでまたプレーしたいと、いつも言い続けていたんだ」

 バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するドイツ代表のジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)を弟に持つボアテングは、ヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)でプロデビューを果たし、2007年に移籍金790万ユーロでイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に加入した。

 その後、シャルケの宿敵ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に期限付き移籍したボアテングは、ポーツマス(Portsmouth)、ミランと渡り歩いている。

 28日に行われたPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)のプレーオフ第2戦で、ボアテングは2得点の活躍を見せ、ミランのグループリーグ進出に貢献していた。

 ボアテングはドルトムントの選手として出場した2009年のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)戦で、相手選手の顔を蹴って4試合の出場停止処分を受けたのを最後にブンデスリーガでプレーしていないが、ドイツサッカーリーグ(DFL)は31日のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦に同選手が出場できるとの見解を示している。(c)AFP