【9月19日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は18日、グループリーグ第1節の試合が各地で行われ、グループEのチェルシー(Chelsea)は1-2でFCバーゼル(FC Basel)に敗れた。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督がチェルシー復帰後、初めて迎えたチャンピオンズリーグの試合は、本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で低調な内容の末、バーゼルに逆転負けを喫するというショッキングな結果となった。

 モウリーニョ監督のチェルシーでの第1次政権はちょうど6年前、チャンピオンズリーグのローゼンボリ(Rosenborg)戦に1-1で引き分け、クラブと喧嘩別れに近い形で終わりを迎えていた。

 そのためモウリーニョ監督は、チェルシー復帰後のチャンピオンズリーグ初戦でバーゼルに勝利し、当時の苦い記憶を振り払いたいところだったが、スイス王者の反撃に願いは砕かれた。

 チェルシーは前半終了間際にブラジル代表のオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)が先制点を挙げたが、その後は多くの得点機を逃し続けた報いを受けた。

 後半に入るとチェルシーは、バーゼルのモハメド・サラー(Mohamed Salah)に同点ゴールを許すと、同36分にはマルコ・ストレラー(Marco Streller)に逆転ゴールを決められた。

 チェルシーは14日のエバートン(Everton)戦に0-1で敗れており、公式戦2連敗を喫したモウリーニョ監督は、輝かしい経歴の中でも見苦しい停滞を強いられている。

 クラブのオーナーであるロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏が、試合終了のホイッスルとともに首を横に振る姿が捉えられると、敗戦にショックを受けた本拠地の観衆からはブーイングが起きた。

 実際のところ、モウリーニョ政権下では本拠地でほとんど負けなかったチェルシーだが、この試合でチームは最高の状態からほど遠く、結果に不満を述べられるようなプレーではなかった。

 モウリーニョ監督はアンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)から移籍金3000万ポンド(約46億円)で獲得したウィリアン(Willian Borges da Silva)を初めて起用したが、存在感はなかった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS