【4月16日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は、FCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準決勝を控え、フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏から受けたジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏と連絡を取れとの助言を拒んだ。

 ハインケス監督は、「選手と監督をした人がそういったことを言うとは思えない。バルセロナのシステムを推進するヨハン・クライフ(Johan Cruyff)に電話するべきかもしれないね」と冗談めかした。

 4月23日に行われるチャンピオンズリーグ準決勝第1戦で、バイエルンは本拠地にFCバルセロナを迎えるが、ハインケス監督は7月にバイエルンの新指揮官に就任する前FCバルセロナ監督のグアルディオラ氏と話すことはないだろうと繰り返し否定した。

 12日にハインケス監督はドイツ人記者のこの件に関する質問に対し、「私と私の仕事に少しは敬意を持たないか。誰かに相談したことはない」と腹立たしげに反論した。

 ベッケンバウアー氏は独日刊紙「ビルト(Bild)」に対し、ハインケス監督がグアルディオラ氏と連絡を取るのに「自負心を強く持ちすぎてはいけない」とコメントしていた。

これに対しハインケス監督は、「バイエルンにはすばらしい偵察部門がある。私もバルセロナのことはよく分かっているし、グアルディオラの手を借りることはない。彼も元同僚を思い、秘密をさらしたりはしないだろう。暗黙の了解だ」とコメントしている。(c)AFP