【4月11日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)で準決勝進出を果たしたFCバルセロナ(FC Barcelona)のジョルディ・ロウラ(Jordi Roura)助監督が、チームをけん引したリオネル・メッシ(Lionel Messi)をたたえた。

 パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との準々決勝第2戦で1点を先制され、2試合合計スコアでリードを許したFCバルセロナは、第1戦でハムストリングを負傷し、この試合ベンチスタートとなったメッシを後半途中からピッチに送り込んだ。

 するとメッシはペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)の同点ゴールにつながる決定的なプレーを見せるなど、アウェーゴールで準決勝進出を果たしたチームに貢献した。

 この試合のメッシの起用法について、ロウラ助監督は「状況が悪くなったら投入するという約束でベンチに置いた」と明かしている。

「メッシはとても重要な選手だ。先制を許した後に彼が入ったことで試合を掌握し、相手に脅威を与えることができた」

「いつもと同じようにピッチに立ち、闘争心と勝利への強い意欲を見せてくれた。私たちは脱帽としか言いようがない」

 6季連続でベスト4進出を果たしたバルセロナだが、この日の内容は最高の状態からほど遠く、序盤からPSGに主導権を握られて先制点を奪われるなど、敗戦を喫する可能性もあった。

 ロウラ助監督は「選手は勇敢な姿勢を見せた。6年連続で大会ベスト4は大きな成果だ」と述べたものの、約2週間後に行われる準決勝第1戦までにチームを改善する必要があると認めた。

「改善の余地があることは明らかだ。ひとまず突破の喜びを味わいたい。2、3日の休養でフィジカルを取り戻し、それから準決勝の準備に入る。勝ち進むために必要なことは何でもするつもりだ」

(c)AFP