【11月22日 AFP】欧州サッカー連盟(Union of European Football AssociationsUEFA)は21日、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)のルイス・アドリアーノ(Luiz Adriano)が決めた論争を呼ぶゴールに関し、処分する方向で検討していると明かした。

 アドリアーノが20日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)グループリーグ第5節、ノアシェラン(FC Nordsjaelland)戦で決めたゴールは、懲罰規定第5条に定められている「行動規範に違反」したとされ、27日にはUEFAの規律委員会によって協議が行われる。

 懲罰規定第5条はフェアプレーについて定められている。アドリアーノの得点は、ノアシェランのモアテン・ノルドストランド(Morten Nordstrand)がファウルを受けて試合が止まり、再開した直後に生まれた。

 審判がドロップしたボールをシャフタールのウィリアン(Willian Borges da Silva)がノアシュランのGKに向かって蹴り上げたが、アドリアーノはそのボールを追いかけて、GKをかわしてそのままゴールを挙げた。

 シャフタールは1-1の同点に追いついたが、ノアシュランのサポーターは怒りは頂点に達した。

 アドリアーノはこの試合でハットトリックを達成し、5-2で勝利したシャフタールは、決勝トーナメント進出を決めた。

 試合後、ノアシュランの主将ニコライ・ストックホルム(Nikolai Stockholm)は、「相手ストライカーには通じていなかったようだ。自分のアームバンドを見ると、そこにはリスペクトに関して記されていたのだけれど、相手からはそれが感じられなかった」とコメントしている。(c)AFP