【5月9日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は8日、6日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)準決勝、チェルシー(Chelsea)対FCバルセロナ(FC Barcelona)第2戦で主審に暴言を吐いたチェルシーのディディエ・ドログバ(Didier Drogba)に対し、裁定を下すかどうかを来週中に決めると発表した。

 後半ロスタイムに同点ゴールを許し、準決勝敗退に追い込まれたチェルシーのドログバは、試合後にトム・エブレベ(Tom Ovrebo)主審に対して激しく抗議をしたため、厳しい制裁措置を受ける可能性がある。またドログバは、追い打ちをかけるようにテレビカメラに向かって汚い言葉で主審を侮辱している。

 主審とマッチコミッショナーの双方から試合の報告書の提出を受けたUEFAは声明で、「UEFAは現在この報告書を審査しながら他の証拠を集めている。来週にも処分に関して決定が下される」としている。

 ドログバは7日にチェルシーの公式ホームページを通じて声明を発表し、謝罪している。

 またUEFAは、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からダレン・フレッチャー(Darren Fletcher)の出場停止処分に対して異議申し立てを受けており、UEFAは規律委員会が11日にこの件について話し合うことを明らかにしている。フレッチャーは、欧州チャンピオンズリーグ2008-09準決勝、アーセナル(Arsenal)との第2戦でレッドカードを受け退場となっており、異議が通らなければFCバルセロナとの決勝戦には出場できない。(c)AFP