【8月4日 AFP】(一部更新)F1第10戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2009)予選で事故に遭い頭部を負傷したフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が3日、ハンガリー・ブダペスト(Budapest)の病院を退院し、同日遅くに母国ブラジルへ帰国した。

 到着したサンパウロ(Sao Paolo)市内の空港職員によると、マッサは妻のラファエラ(Rafaela Massa)さん、主治医ディノ・アルトマン(Dino Altman)氏に付き添われ自家用ジェット機で空港に到着したという。その後、マッサはヘリコプターで市内のアルベルト・アインシュタイン病院(Albert Einstein Hospital)に向かった。

 マッサの父ルイス・アントニオ・マッサ(Luis-Antonio Massa)氏は、マッサは病院で検診を受けるが長期入院はせず、市内の自宅で療養するとしている。

 マッサが所属するフェラーリは、退院前にマッサにインタビューを行い、メディアに発表した。

 事故についてマッサは、「何かが起こったのは分かっているが、起こったときには何も感じなかった。ヘルメットにスプリングが当たった衝撃で気を失って防御壁に激突し、2日後に目を覚ましたと聞いた」と語った。

 体調は良好で「出来るだけ早く回復してフェラーリのハンドルを握りたい」とし、復帰への意欲も見せている。

 マッサはブラジルに帰国後はすぐにでも「普通の生活に戻りたい。最高の状態に戻って、日常生活を送りたい」と語っている。(c)AFP