【8月2日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)への復帰を表明したミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)が1日、第10戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2009)予選で事故に遭い負傷したフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)の見舞いに訪れた。

 直接会ったマッサの印象についてシューマッハは「フェリペに会うことができてよかった、すっきりした。すべての情報を耳にしていても、自分の目で確かめたかった。事故から1週間だというのに、彼の元気な様子に驚いた。だいたい3時間くらい会話を交わした。本当に気分が和らいだ」と、自身の公式ウェブサイト上で伝えている。

 7月29日の会見で、第11戦の欧州GP(Europe Grand Prix 2009)でマッサの代役として現役復帰し、残りのシーズンも代役を務める可能性もあると語っていたシューマッハ氏は、31日に行ったテスト走行を終えての感想を同サイト上に「存在に気付いてもいなかった筋肉を感じている。そういった感覚を長い間感じていなかったのだから、次の日にテストをできないのは当然だ。それでもこれから先、何が起こるのかとても興味深い」とつづっている。

 入院しているマッサの父ルイス・アントニオ・マッサ(Luis-Antonio Massa)氏は、病院でAFPに対し「フェリペはシューマッハが代わりのドライバーになることを非常に喜んでいる。それに、もうレースに出られるなんて冗談を飛ばしているよ」と語ると、兄弟のエドゥアルド・マッサ(Eduardo Massa)氏は「彼は今すぐにでもレースに戻りたがっている。可能になればすぐにでもマシンに乗るだろう」と付け加えた。

 マッサの回復ぶりについて、主治医のディノ・アルトマン(Dino Altman)氏は「しっかり回復している。昨夜は廊下を歩いた。すべてが正しい方向に向かっている。彼は自宅に帰りたがっており、それが彼の気分が良好であることを示している。3日に飛行機で本国に向かうだろう」と話した。(c)AFP