【6月4日 AFP】(一部訂正)5月10日から6月1日にかけて行われた第91回ジロ・デ・イタリア(2008 Giro d'Italia)で総合優勝を飾ったアスタナ(Astana)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador)は3日、自身が自転車ロードレースにおける最高の選手の一人であると考えることができるとの見解を示した。

 25歳のコンタドールは、2007年に獲得したツール・ド・フランス(2007 Tour de France)のタイトルに第91回ジロ・デ・イタリアのタイトルを加えた。コンタドールは、アスタナが過去のドーピングスキャンダルを理由に7月5日から27日にかけて行われる2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)への出場が認めらていないために自身の大会2連覇が不可能となっている。そのためコンタドールは、8月30日から9月21日にかけて行われる第63回ブエルタ・ア・エスパーニャ(63rd Vuelta a Espana)での総合優勝を目指している。

 コンタドールは「伝説の域に達するためにはまだ成すべきことが多くあるが、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスを制したので、自分が最高のロードレーサーの一人だと胸を張って言える」と語っている。

 国際自転車競技連合(International Cycling UnionUCI)は、(アスタナを除外するという)ツール・ド・フランス大会主催者の決定に反対の立場を示し、解決策を見つけ出すように提案している。コンタドールは「今でも根拠がなく納得のいかない決定だと思っている。アスタナは今年のツール・ド・フランスに出場するために全力を尽くす」と語っている。(c)AFP