【4月14日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は13日、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)のけがが左足のアキレス腱断裂であることを発表し、最長9か月の欠場を要することを明らかにした。

 15度のNBAオールスター選出を誇るブライアントは、12日にレイカーズが118-116で勝利したゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)戦の終盤に負傷し、途中退場。そして試合の後、自身の今シーズンは終わったと話した。

 レイカーズの発表によると、ブライアントは6~9か月の間、戦列を離脱することとなる。

 チームのトレーナー、ギャリー・ヴィッティ(Gary Vitti)氏によるとアキレス腱の負傷度は第3度で、ブライアントは13日に手術を受ける予定だという。

「アキレス腱がなくなっている。縫合して繋げなければいけない」とヴィッティ氏は説明している。

 ブライアントは接戦で迎えた試合終了約3分前、ウォリアーズのハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)の外側に切れ込もうとした際、アキレス腱が「弾けた」のを感じたと語った。

 試合の直後にブライアントは「蹴られたのかと思った。これまでに何百万回も繰り返し、慣れているはずの動きをしていたら弾けた。不慮の出来事だった。歩くことができない。かかとに圧力をかけてみて、歩けるか試したけど、何も感じない。まるでアキレス腱がないように感じるんだ。これからMRI検査と手術を受けて、回復を目指す」とコメントしている。

 また、ブライアントは13日の早朝に自身の自身のフェイスブック(Facebook)ページで、リハビリ後に完全な状態で復帰できるかどうかわからないとつぶやいている。

 将来の殿堂入りが見込まれているブライアントは、NBAスーパースターとしての自身のキャリアに終焉が訪れた可能性について考えを述べ、「もしかしたらこうやって俺の物語は終わるのかもしれない」とフェイスブックに書き込んだ。

「運命に負けてしまうのかもしれない。いや、でももしかしたらまだ終わらない可能性もある」(c)AFP/Greg Heakes